雇用されて働いた期間の詳細

2004年〜2017年の14年間の中で、 これまで経験した仕事の内容等について個別に書いていきます。雇用されて働いた期間を全て足すと約11年です。

A.雇用されて働いた期間(約11年)

①事務系(5年7ヶ月)

経験年数が一番長い職種役所での仕事。オフィスでのデスクワークがメインだが、仕事によっては出張もあった。比較的若手よりもおじさんが多い職場というのと、お役所ということもあってか、職場の雰囲気は全体的に重苦しかった。

 

給与や福利厚生などの待遇の良さや一生涯の安定など、受ける恩恵は申し分なく、子供になって欲しい職業や結婚したい相手の職業にランクインするのもうなづける。

 

ただそれでも、実際に働いてみて感じたものと世間のイメージは大きく乖離している。公務員については、いろいろと思うことがあるので、また別の記事で書きたいと思う。

 

国税職員(2年10ヶ月) 

専門学校卒業後、国税職員の道へ進む。税務大学校での研修(13ヶ月)を経て、山形県の税務署(1年9ヶ月)にて勤務。研修時代と税務署時代に分けて詳細を書く。

  

研修時代

行政職の公務員よりも仕事内容が専門的ということで、この期間は簿記や各種税法、民法、刑法などいろいろ勉強した。勉強はあまりできる方でなく、200人位いた同期の中で成績は真ん中あたりだった。

 

これはこれでしんどかったが、 それよりも辛かったのは集団生活。15の班が編成され、各々どこかの班の所属になる。研修中は班単位での行動が多かったのだが、同じ班に問題児がいてストレスの大きな原因となった。しかもそれまでリーダー経験なんてなかったのに、一番年上ということで自動的に班長をさせられた。

 

 一日の研修が終わっても、全寮制で部屋が個室ではなく二人で一部屋だったので、完全に気が休まることはなかった。規則も厳しかった。

 

税務署時代

法人担当の部署に配属され、一年目は研修の意味もあって、先輩に教えてもらいながら内部事務(窓口業務)や税務調査など一通り経験した。次の年にそこの調査部門に配属されたのだが、当時は本当に仕事ができなかった。

 

仕事の内容がなかなか理解できなかったし、わからないのに無駄にプライドだけは高くて、先輩に聞くこともできなかった。自分はもっとうまく立ち回れると思っていたのに、仕事ができるように努力すること怠った。そして辞めた。ちなみに国税職員は公務員の中でも離職率が高いらしい。

 

この仕事から逃げたいのが一番だったが、他にやりたいことがあると言ってやめた。ただこれも決して嘘ではない。

 

当時の待遇を思い出してみると、まず基本給は行政職より1〜2万程度高い。あと手当もいろいろあって、(寒冷地手当という寒くて灯油代が他のところよりかかるから手当として支給するよ)のが一番記憶に残っている。あと住まいも1Kの公務員宿舎(駐車場付き)が1万円以内だったと思う。だから可処分所得はかなり高かった。

  

・県職員(11ヶ月×3回)

福島県の臨時事務補助員として合計3か所の課で勤務した。その課によって多少は違うものの、基本的には職員の事務補助作業や諸々の雑用が主な仕事だ。やりがい云々を言うのであれば、はっきり言って、ない。あまりにも暇だからだ。

 

ただ、所属する課によりけりでもあるし、毎日暇なわけでもない。忙しく充実した時間の時もあった。それでも、自分の存在意義って何だろうと考えることも少なくなかった。にも関わらず、結局3回もやってしまった(1回の任期は最大11ヶ月)。非正規雇用の中では待遇が良いからだらだらと続けてしまった側面はある。行政のしくみを知れたのも良かった。

 

民間の事務職で働きたいけど実務経験がない人で、事務職の経験を積みたいという人にはおすすめできるかもしれない。部署にこだわらなければ常に募集しているし、高いスキルを求められることもないので。

 

-----------------------------------------------------------------------------------------

②接客サービス系(3年8ヶ月)

事務系の次に経験年数が長い職種。「人と接するのが好き」という理由でこの仕事を選ぶ人は多いようだ。全面的に同意はしないが、自分も少なからずそういう気持ちがあってこの仕事を選んだのだと思う。嫌な気持ちになることも少なくなかったが、それなりに楽しく、やりがいを感じることもあった。ただ、接客業に誇りを持っている、プロフェッショナルを目指したい、と思うまでには至らなかった。そう思えない以上、なんとなくでは続けられなかった。

 

スタッフは全体的に若い人が多く、職場の雰囲気も、自分がこれまでいた所は比較的良かった。給料は一部を除いて全体的に安いように思う。(自分は平日休みの方が好きだが)土日休みではないし、まとまった休みも取りにくいので、正社員として働く場合はその点をしっかり考慮する必要がある。学生がアルバイトする分には楽しく過ごせると思う。

 

・複合アミューズメント施設(2年)

福島と東京の店舗にて、施設内のカラオケボックスで勤務。接客の仕事はここが初めてだった。早番、中番、深夜番と全ての時間帯で働いたが、やはり深夜の客層は悪い。揉め事がしばしばあったし、正月早々警察を呼んだこともあった。仕事自体は楽しかった。

 

アルバイトの時給は普通だったけど社員の給料は高い会社だった。スタッフは、早番は主婦層が多く、中番・深夜番は同世代の人が多かったが、人間関係は良く働きやすかった。一番楽しく過ごせた職場だったと思う。

 

・フィットネスジム(10ヶ月)

運動自体は元々好きだったが、さらに筋トレの素晴らしさを知ったのがきっかけで働くことに。店舗での接客の多くは不特定多数のお客さんが相手だが、ジムの場合は違う。会員の名前が分かるので「○○さん」と名前で呼ぶ。逆もまた然り。なので、良くも悪くも比較的濃い関係性が構築される。

 

スタッフの年齢層はまずまず若かったので、雰囲気もライトで働きやすかったように思う。ただ、経営方針も社員の待遇も良くなかったので、やめる人が続出していた。

  

・ネットカフェ(7ヶ月)

有名チェーンの店舗にて勤務。仕事が楽らしいと聞いて入ったが実際楽だった。同世代のスタッフがほとんどゲームの話しかしていなかったのが印象的だった。別に日本の政治や社会について討論したかった訳ではないし、気分転換に楽しくゲームの話をするのも良いけど、ゲームの話題しかないのはちょっと残念だと感じた。

 

・パチンコ屋(3ヶ月)

東京の店舗で1時間1300円という高時給。完全に時給で選んだ。だが、そのその分労働環境は良くない。音はうるさいし、金に目が眩んだ残念な客にもちらほら遭遇した。

早番は主婦や自分と似たような性格の同世代の男性が多く楽だったが、遅番はイケイケの若い人達が多くてちょっとしんどかった。

 

-----------------------------------------------------------------------------------------

 

③その他(約1年4ヶ月)

事務系と接客サービス系以外で経験した仕事(事務系一部あり)。勤務期間は全て半年未満。日雇いや短期、期間満了で終わった仕事もあれば、止むを得ず辞めてしまった仕事もあった。こうして見るとだいぶ職を転々しているが、自分の向き不向きを知るにはある程度必要なことだと考えている。

 

下記が経験した仕事の一覧。数が多いので詳細は省略。機会があれば書きたいと思う。 

 

【経験した仕事一覧】 

・調理業務(5ヶ月)
・工場(3ヶ月)
・不動産管理会社(2ヶ月)
・旅館(1ヶ月)
・確定申告書作成補助(1ヶ月)
労務費調査(1ヶ月)
・店舗棚卸代行(1ヶ月)
光回線の電話営業(3週間)
・倉庫内作業(2週間)
・商品の搬入作業(10日)
・倉庫内作業(2週間)
・メールオペレーター(1ヶ月)
・コスプレキャバクラ(1日)
・特殊清掃(1日)